エコール(映画)のシナリオを書いてみた (2)

邦題 エコール(原題 Innocence)

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棺桶の中にイリスが仰向けで眠っている。
上半身裸のイリス。
イリス、目を開けると、左右にゆっくりと目を動かし、辺りを見渡す。
イリス、上体を起き上がらせる。
ビアンカ「お名前は?」
ビアンカ、そっと尋ねる。
イリス「イリス」
ビアンカ「こんにちは」
イリス、ビアンカの顔を見る。
ビアンカ「ナディアに、ローズ、ヴェラ、アリス、セルマ。私はビアンカ」
ビアンカ、右手を広げて、少女一人一人を指して、紹介をしていく。

○寮・部屋
ビアンカ、扉を開き、部屋の中へ入る。
続いて、ナディアとアリスがイリスを連れて入る。
イリス、上半身裸、幼児パンツだけを穿いている。
ビアンカ、イリスに服を着させていく。
そこに、ローズとヴェラが入る。
セルマ、部屋に入り、ベッドの淵に座る。
セルマ、腕を組んで、イリスの居る方向を睨む。
ビアンカ、イリスが着た衣類のボタンを留める。
ナディアとアリス、イリスの髪を結わいていく。
ローズ、椅子に座り、その光景を見上げている。
ビアンカ「ローズ、ヴェラ、来て」
ナディアとアリス、イリスの髪をお下げに結わき終わると、整えている。
ローズとヴェラ、イリス達が居る所に集まる。
ビアンカ「セルマも」
セルマ、腕を組んだまま動かない。
ビアンカ「早く」
セルマ、渋々立ち上がり、歩み寄る。
ビアンカ、自分の髪に結んでいたリボンを外す。
セルマ以外の皆、個々で色違いのリボンを外していく。
セルマ以外の皆、そのリボンを隣の人に受け渡していく。
ビアンカ「リボンを替えて」
ビアンカ、セルマに言う。
セルマ、目を瞑り、ふて腐れながらも、リボンを解く。
ナディアとアリス、セルマの付けていたリボンをイリスのお下げ髪に付けていく。
ビアンカ「色が決まってるの」
ローズとヴェラ、セルマにリボンを結んでいく。
ビアンカ「最年少は赤。最年長は紫色」
ビアンカ、小箱に入ったリボンを手に取る。
ビアンカ、イリスの顔を見ながら、リボンを結わいていく。
セルマ「紫はナターシャの色よ」
ビアンカ、リボンを結わきながら、セルマを見る。
ビアンカ「もう居ないから私が紫」
セルマ「嘘つき」
セルマ、櫛を鏡に投げ、鏡がひび割れる。
セルマ、部屋の扉まで走ると、慌てて部屋の外へと出た。
バタンと扉の閉まる音。
イリス、扉の方向に顔を向ける。
ビアンカ、イリスを見ている。
ナディア、アリス、ローズ、ヴェラ、ビアンカの顔を見る。
ビアンカ「今に落ち着くわ」
ビアンカ、目線を下げる。
ビアンカ、イリスと手を繋ぎ、部屋の奥へ歩く。

○同・部屋の寝室
ビアンカ、ベッドを右手を平にして示す。
「あなたのベッド。私はあっち」

○同・階段
ビアンカ、イリスと手を繋いで会談を下りる。
その後ろにセルマ以外の皆も続く。

○同・庭
ビアンカ達、玄関から庭へ出る。

 

 

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